都立入試問題 平成30年度(2018年度)理科大問1の問4の解説です。

都立入試や高校受験全般という観点で解説を書いていきます。
過去問を解いたときなどの参考にしてください。
その問題の解き方だけでなく、併せて覚えておくべき周辺知識も簡単に紹介します。

都立高校の過去問は、東京都教育委員会のWEBサイトで閲覧およびDLをすることができます。
必要に応じて参照してください。

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問4 水溶液(溶解度)

大問1の問4は、水溶液の溶解度に関する問題で、配点は4点です。

解答と解説はコチラ

表1に書かれている「水100gにミョウバンを溶かして飽和水溶液にしたときの溶けたミョウバンの質量」というのは、その温度の水100gにミョウバンが最大で何gまで溶けるかというものです。
それを溶解度といいます。
つまり、20℃の水100gにはミョウバンは11.4gまで溶けて、60℃の水100gにはミョウバンは57.4gまで溶けるということです。

問題文には、「60℃の水100gにミョウバン50gを溶かした」とあります。
60℃の水100gにはミョウバンが57.4gまで溶けるので、50gなら全て溶けますね。
しかし、水が20℃になるとミョウバンは11.4gまでしか溶けないので、50[g]−11.4[g]=38.6[g]のミョウバンが溶けきれずに結晶になって出てきます。

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