都立入試問題 平成30年度(2018年度) 国語大問2の解説です。
都立入試や高校受験全般という観点で解説を書いていきます。
過去問を解いたときなどの参考にしてください。

配点は(1)〜(5)が各2点、合計10点です。
たかが漢字と思うかもしれませんが、配点の割合を考えると非常に大きいところです。
確実に取っておかないといけません。

都立入試の漢字の書きは、小学校〜中学校2年程度のレベルが中心。
簡単な漢字でも正確に書けるように練習をしておきましょう。

都立高校の過去問は、東京都教育委員会のWEBサイトで閲覧およびDLをすることができます。
必要に応じて参照してください。

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(1)ヒロう

浜辺で美しい貝殻をヒロう。

解答と解説

「拾」という漢字は、他には「収拾」「拾得」「宇治拾遺物語」などの使い方があります。
基本的にはどれも「ひろう」という意味で使われていますね。
「捨てる(すてる)」と混同しないように注意をしましょう。

(2)キョウリ

母のキョウリから、みかんが届く。

解答と解説

郷里

「郷里」の意味は、「ふるさと」「生まれ故郷」ということ。
「郷」にも「里」にも「ふるさと」という意味があり、熟語になっても意味はそのまま。

(3)キンム

今年の春から、姉は図書館にキンムする。

解答と解説

勤務

「勤める(つとめる)」も「務める(つとめる)」も同じ読みですが、少し意味が異なります。
「勤める」は「会社などで働く」という意味、「務める」は「役割を受け持つ」という意味です。
ですから「勤務」は、「役割を持って働く」という意味になります。

漢字の書き方としては、「勤」の偏(左)を「難」の偏のように書かないように注意しましょう。
また、「務」の偏も「予」ではなく「矛」なので間違えないように。

(4)チュウサイ

幼い妹たちの言い争いをチュウサイする。

解答と解説

仲裁

「仲裁」の意味は、「対立している者の間に入って、仲をとり持つ」ということ。
「裁」という漢字には、「裁判」「裁く(さばく)」などのように、「物事をさばく・判断する・処理する」という意味があります。

(5)イキオい

帰宅すると、愛犬がイキオいよく駆け寄ってきた。

解答と解説

「勢」という漢字には、「勢力」「優勢」などのような「いきおい」という意味と、「形勢」「地勢」「姿勢」などのような「様子」という意味があります。
また、漢字の書き方として、細かいところで間違えないように注意をしましょう。

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