エピファニー(公現祭)には、ガレットデロワを食べるのが基本。

でも、なぜ、ガレットデロワ?
別にケーキだったら、ショートケーキやチョコレートケーキ、タルトだって良いじゃないって思いませんか?
(※かばやきは、ガレットデロワ好きです(*’v`)b)

調べてみたところ・・・
エピファニーでガレットデロワを食べるのは、『ガレットデロワは、元々くじ引きなどで使われていたからなんだそうですよ。

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ガレットデロワをエピファニーで食べるようになった起源

サトゥルヌス祭・サートゥルナーリア祭

古代ローマの時代、サトゥルヌス祭・サートゥルナーリア祭(農神祭)と呼ばれるものを行っていました。
この祭りは、12月17日~12月23日にかけて行われていたもので、奴隷が主人に対して無礼講が許されたそうです。

ローマの人たちは、ケーキにそら豆やインゲン豆を隠して、1日だけ奴隷の中から王様を選んで楽しんだそうですよ。
そら豆に当たった奴隷は、その日1日はどんな願いも聞き入れてもらえたんだとか。
時がたつにつれ、銀や金のコインに変わり、陶器の人形に変化していったそうです。

東方の三賢者によるイエスの公言日

ガスパール、メルキオール、バルタザールの三賢者は、生まれたばかりのイエスに乳香、没薬、黄金を贈り、イエスが生まれたと世間に公言し広めました。
その日が、1月6日だと言われています。

当時は、キリスト教が生まれる前ですから、キリストは異教徒。
その異教徒を出現させたとして、1月6日はエピファニーと名付けられています。

2つの祭りを合わせ、ガレットデロワが使われるように

中世になって、カトリック教会がサトゥルヌス祭とイエスの公言日を合わせることにしました。

その時に、サトゥルヌス祭で行われていたケーキにガレットデロワを選びました。
987年頃から、ガレットデロワは、金貨を隠してくじ引きの変わりとして使われ、慣れ親しんでいたからみたいですね。

そして次第に、広まっていき各家庭で行われる年間行事となったようです。

各地域によってエピファニーで食べられるガレットデロワは違う

ロワール川以南では、ブリオッシュ生地で作るガトー・デ・ロワまたはブリオッシュ・デ・ロワ。
プロヴァンスやラングドックは、ロワイヨームと言い、王冠の形でレモンピール風味。
ボルドーは、トルティヨンと言い、コニャックで香りづけされているんだとか。

どれも食べてみたいかも・・・(*´∀`*)

アカディア(アメリカの元フランスの植民地)地方では、ガレット・デ・ロワはケーキ生地で作られていたそうです。
王と女王を象徴するエンドウマメとインゲンマメもしくは、黒と白のボタンが一つずつ入っているんだとか。

地域によっては、豆やボタンではなく、指輪、1セント硬貨、ぼろきれを入れて焼いたらしいですよ。
指輪は結婚、硬貨はお金持ち、ぼろきれは貧乏が続くというような意味があるそうです。
一年間の運勢を占うという意味合いでも使われていたそうです。

また、フランス以外でも、似たような風習があるそうです。
スペインのカタルーニャ州にはトルテリュ(tortell)、ギリシャやキプロスにはヴァシロピタ(Vasilopita)と呼ばれるものがあります。

エピファニーにはガレットデロワを

調べる前は、ガレットデロワ以外のケーキでも良いじゃないかと思ってましたけどー。
エピファニーには、ガレットデロワでお祝いしたいですね(*’ω`*)ゞ(他のケーキも捨てがたいけど)

アカディア風に色々なものを入れたガレットデロワを作って、みんなで楽しむのも良さそうですね。

エピファニーは、1月いっぱいであれば行って良いそうなので、作ってみようかな♪

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