チリのチロエ島へ行った時、そこの市場でピコロコ(Picoroco)という見慣れないものを発見。
その時は、これが何かもよく分からず、市場のおじさんに勧められるがままに食べていたのですが笑

宿へ帰って調べてみると、ピコロコはフジツボの一種だという事がわかりました。

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ピコロコとは?


ピコロコは世界最大のフジツボ

日本だとフジツボは、岩や船の底に張り付く厄介者としか思われていませんね。
(東北地方などでは食用としているところもあるそうですが。)

しかしこのピコロコ、チリではごく一般的な食材のようで、市場のあちらこちらで見かけました。
ピコロコは殻の大きさが10cm以上にもなる、大型のフジツボです。
雌雄同体で、同じ個体がオス・メス両方の生殖器官を持っているんです。

味はカニみたい

ピコロコの食べ方は、海鮮スープにするか塩茹でしてそのまま食べるかが一般的なようです。
実際、市場内にはピコロコを売っている脇で、大型の鍋でピコロコを茹でていました。

食べる時には、ナタのようなもので殻を叩き割って、中身を取り出します。

脚の部分を持って持ち上げると、こんな感じ。

味はカニの旨味をちょっと薄くしたような、卵焼きのような…そんな不思議な味。
身はフワフワとしていて、カニのように引き締まってはおらず、口に入れるとトロッと溶けてしまいました。

実はフジツボってカニやエビと同じく、甲殻類なんだそうです!
どうりで味が似ているわけだ。

市場には他にも新鮮な魚介類がいっぱい

ピロコロの他にも、市場にはいろいろな食材が売っていました。

カニ、うに…

うには市場を出たところで、パック詰にしたものが売られていました。

牡蠣も!
日本のものとは違い、小ぶりでしたが味は旨味がぎゅっと詰まっていて絶品。

中でもチリといえば、やっぱりサーモンですよね。

こんなにも大きく脂ののったサーモンがいくつも。
お値段は一尾でなんと1000円くらい!!

刺身で食べるのもいいですが、チリでは「セビーチェ」にするのが一般的。
これは魚介類のマリネで、魚に刻んだ玉ねぎやトマトを加え、たっぷりのレモン汁をかけていただきます。

市場のすぐ外には、セビーチェの屋台がいくつも並んでいて、その場で買って食べることができました。

チロエ島は島だけあって、新鮮な魚介類がたくさん!
ここだけでなく、チリでは海沿いの町ではどこでも美味しいシーフード食べられます。

チリに行った際には、ぜひとも魚市場へ足を運んでみてくださいね。
ピコロコのように、日本では味わえない食材もたくさんあって驚きの発見がたくさんありますよー。

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