似たような意味の熟語として「特徴」と「特長」があります。
どちらを使ったらいいのか迷うことはありませんか?
読み方も同じですし、区別しづらい熟語のひとつですね。

「特徴」と「特長」の意味の違いと使い分けをまとめます。

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「特徴」の意味と使い方

まず、「徴」という漢字は「象徴」「性徴」などの熟語に使うように、何かを示すための”しるし”という意味が含まれています。
そもそも”しるし”という読みもあり変換すると出てくるのがわかります。

それを踏まえて「特徴」の意味は「他のものと比べて目立つ点、区別するのに役立つ点」というものになります。
ポイントとしてはそこに良し悪しは含まれていないということです。

例えば、「シマウマの特徴は白と黒の縞模様です。」という文を考えてみます。
シマウマを他の動物と見分けるためのしるしとして縞模様を挙げています。
しかし、その縞模様が良いものなのか悪いものなのかという意味合いは全く含まれていません。

「特長」の意味と使い方

一方で「特長」の意味は、「他のものと比べて良い点」というものです。
明確に良いものを指しているというのが大きな違いですね。

「長」という漢字は「長所」などの熟語のように、”すぐれている”という意味があります。
“たけている”という言葉を考えてもわかると思います。

例えば、「シマウマの特長は、草原で保護色となる白と黒の縞模様です。」という文を考えてみます。
特徴の時の文と比べると、草原で保護色になるというメリットを表すために特長と言っているわけです。

「特長」は「良い特徴」だとも考えられますね。

「特徴」と「特長」の違いまとめ

まとめると、

  • 特徴…他のものと比べて目立つ点、区別するのに役立つ点
  • 特長…他のものと比べて良い点

ということです。

熟語の意味の違いを覚えるためには、漢字そのものの意味の違いも意識するとより覚えやすいと思います。

漢字の”特徴”も考えて、熟語の意味を覚えましょう。

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