現在、市街地の道路のほとんどが駐車禁止となっています。
車で出かけるときに駐車場のある施設であれば良いですが、駐車場のない施設に行くときは別途駐車場を使わないといけません。
そこで便利になるのがコインパーキング。

コインパーキングに慣れていなくて、使い方が不安!という方も多いのでは。
一般的なコインパーキングの使い方を簡単にまとめますので参考にどうぞ!
あくまでも参考程度ですので、実際の交通ルールや状況に応じた運転を心がけましょう。

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コインパーキングの種類と使い方

コインパーキングのタイプは大きく分けると3種類。
ロック板式、ゲート式、タワー式に分類されます。

この記事を読んでいる方はおそらくコインパーキング初心者の方だと思うので、やや難易度の高いタワー式は割愛します。
使用頻度の高くなるであろうロック板式とゲート式の使い方をまとめます。

ロック板式コインパーキング



都市部や住宅地に多いのが、ロック板式のコインパーキングです。
狭くても設置できるので、土地の有効利用という観点でも数が増えてきています。

仕組みとしては、各駐車スペースに「ロック板」があり、駐車をするとロック板が上がって出庫できなくなります。
精算機で支払いを済ませると、ロック板が下がって出庫できるようになります。

使い方1:車を駐車する

まず、各駐車スペースに車を停めます。
原則としてバックで駐車しましょう。

民家に隣接している駐車場などは前向き駐車をするように指定されている場合もあります。
「軽」と書かれているスペースもあります。
そちらは軽自動車のみ駐車が可能なので注意してください。
また、敷地内にカーシェアや月極の駐車スペースがある場合もあるので、そちらも注意しましょう。

駐車の際にロック板を乗り越える必要があります。
AT車のクリープだけで乗り越えられないときは、安全を確認して少しずつアクセルを踏みましょう。

ロック板は、乗り越えてもすぐに上がることはありません。
切り返す必要があれば、落ち着いて切り返しましょう。

また、ロック板を動かすための機械が横に付いています。
それは乗り越えられないので、左右に寄りすぎないように注意してください。
車体が枠内に収まっていれば問題ありません。

使い方2:ロック板が上がる

駐車が完了して数分するとロック板が上がります。

一般的な乗用車であれば問題ないですが、車高が低い車だとロック板が車体に触れる可能性があります。
各駐車場の利用規約に駐車可能なサイズが書いてるので、詳しくはそちらを参考にしてください。

使い方3:利用時間に応じて料金が発生

駐車時間に合わせて料金が発生します。
料金は場所によってピンからキリまでという感じですね。

「○○分で△△円」というのが基本ですが、駐車場によってはより便利な料金設定もされています。
昼間と夜間で料金が異なる駐車場や、時間による上限が決まっている駐車場など様々です。

余談ではありますが、今までに私が見た中で一番高かったのは、渋谷駅近くのコインパーキング。
「10分500円で上限なし」というもの。
例えば、買い物して食事して4時間停めたら…駐車場代としてはなかなか支払えない金額です。

使い方4:精算

出庫するときは、まずコインパーキング内の精算機で料金を支払います。
停めているスペースの番号を入力して、精算ボタンを押すと料金が表示されます。

現金・クレジットカード・ICカード・提携店のサービス券などで支払うことができます。
支払い方法は駐車場によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
5000円札や10000円札が使用できるかどうかは、特にチェックしておいた方がいいと思います。
料金を支払ったら、ロック板が下がります。

使い方5:出庫

必ずロック板が下がっていることを確認してから車を動かしましょう。
ロック板が下がってから5分ほど経過すると、また上がってしまいます。
それまでに出庫しないといけないのですが、焦らずにしっかりと安全確認をしてから出庫してください。

ゲート式コインパーキング

ゲート式の駐車場は、有人のものと無人のものがあります。
いわゆるコインパーキングに絞ると無人のものを指すと思うので、その前提で話を進めます。
有人の場合は、発券・精算の段階がラクになります。

使い方1:駐車券を受け取る

入り口のゲート付近に発券機があります。
近づくと自動で発券するタイプと、発券ボタンを押すタイプのものがあります。
発券機から駐車券を取るとゲートが開くので、駐車場内に入場できます。

このときの注意点は、車を発券機へ上手く寄せられるかどうかということ。
ギリギリまで寄せないと車に乗りながら駐車券を受け取るのが困難になります。
運転席の高いSUV車や運転席の低いスポーツ車などは特に注意ですね。

受け取れないと思ったときは、躊躇なく車から降りて駐車券を受け取りましょう。
車から手が届きそうで届かなくて無理をしている姿が一番かっこ悪いので。

駐車券を無くさないように持っておきましょう。
提携店舗などで提出が必要な場合もあります。

使い方2:駐車する

駐車場内に入ったら、どこに停めても構いません。
ロック板などもないので、停めやすい出しやすいと思ったところに停めましょう。

使い方3:利用時間に応じて料金が発生

これはロック板式と同じです。
駐車場によって様々なので、随時チェックしましょう。

使い方4:精算と出庫

ロック式と異なり、車に乗りながらの精算になります。
出口のゲートまで車に乗って行き、精算機に寄せて停まりましょう。
精算機に駐車券を入れると料金が表示されるので、支払いが完了すればゲートが開きます。

入り口の発券機よりも出口の精算機に寄せる方が難しいです。
精算は発券よりも手順が多いので、きちんと寄せてないと届きません。
届かないと思ったら、無理せずに車から降りて精算しましょう。

※事前精算できる駐車場も

一般的なコインパーキングとは少し異なりますが、事前精算できる駐車場もあります。
大型商業施設など出庫時に混雑が予想されるゲート式駐車場では、駐車料金を事前に精算することができます。

例えば、大型商業施設で地下に駐車場がある場合。
駐車場のフロアまでエレベーターで降りると、その付近に精算機があることが多いです。

そこに駐車券を挿入すれば、料金が表示されますので現金やサービス券で支払えば事前精算完了です。
概ね15分ぐらいは精算が有効なので、その間に帰りのゲートに向かいましょう。

最近は、事前精算をすれば、帰りのゲートで駐車券を出さなくても自動で開いてくれる駐車場が多いです。
(おそらくナンバーを読み取って、駐車券とナンバーが結びついているため)
だからと言って事前精算をしたら駐車券を捨てるのではなく、一応持っておきましょう。

コインパーキングの使い方まとめ

市街地は駐車できるスペースが限られています。
コインパーキングを上手に使って、快適なカーライフを楽しみましょう。
くれぐれも違法駐車をしないように!

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