コロンビアにコーヒー栽培で有名な「サレント」という村があります。
この村では、いくつかの農園で見学ツアーを開催しているということだったので参加してきました!
まずはポパヤンの街へ
サレントへは、ポパヤンという町からバスで行きました。
ポパヤンは真っ白な建物が立ち並ぶ「白い街」として有名。
白の街並み以外に特に見所はないのですが、雰囲気が素敵なので一泊してみると良いと思います。
朝と夕方だと、陽が傾いて建物の白が綺麗にならないので、陽の高い日中がおすすめ。
また、夜の雰囲気もなかなか良いですよ。
農園見学ツアーはいくつかある
見学ツアーはいくつかの農園でやっているようです。
泊まっていた宿にパンフレットが置いてありました。
そんな中から、自分は一番有名らしい「EL OCASO」という農園のツアーに参加してきました。
参加費は3〜400円程度です。
EL OCASOのツアー
農園は村の中心から歩いて1時間くらいのところにあります。
ツアーの時間に合わせて、広場から車も出ているのですが、天気が良かったので歩いて行きました。
農園へ行く途中には見晴台があり、なかなかの景色でした。
農園は山の中にあります。
のんびりとした風景は、どこか日本ぽい感じもしますね。
ちょうど1時間で農園に到着。
すぐにツアーが始まりました。
ツアーの内容
園内を見て回り、どのようにコーヒーが栽培されているのかの説明を受けます。
説明はスペイン語と英語でしてくれました。
これはコーヒーの苗木。
収穫は手作業で行われるそうです。
高いところの豆を収穫する時には、 竹の切って作ったはしごを使います。
登らせてもらったのですが、竹なのでしなってグラグラ揺れてしまい、かなり不安定でした。
農園見学の後は、収穫したコーヒー豆を取り出し、選別・乾燥する工程を見学。
コーヒー豆は、熟したコーヒーの実(コーヒーチェリーと呼ばれます)から取り出されます。
まずは外側の果肉をローラーですりつぶし、豆を取り出します。
次にそれを洗浄。
一級品と二級品に選別し、それぞれ乾燥させます。
質の高い豆はほとんどは海外へ輸出され、残りの一部が国内の高級店などで消費されるとのことでした。
そのため、コロンビアの一般庶民が飲むのは二級品のものなんだそうです。
乾燥が終わった豆は、そのままの状態(生豆)で出荷されます。
コーヒーは焙煎し空気に触れてしまうと、風味が失われていってしまうので、通常焙煎は消費国で行われるのです。
ツアーの最後は、農園で採れた豆を使って、自分たちでコーヒーを淹れて試飲!
あっさりとした、やや酸味のある味わいのコーヒーでした。
今回ツアーに参加してみて、普段飲んでいるコーヒーを一杯淹れるのに、こんなにも多くの労力がかかっていたのかと驚かされました。
つい忘れてしまいがちですが、一杯数百円で美味しいコーヒーが飲めることに感謝しないといけないなと実感…
ツアーは中身の充実した大満足のものでしたよ!