チロエ島 教会

南北に細長いチリの真ん中辺りに位置するチロエ島には、世界遺産に登録された教会群があります。
そして、その教会というのが、なんともカラフルで可愛いと評判!

木でできた教会というのも珍しいですよね。

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チロエ島ってどんな島?

チロエ島はチリで2番目、南米でも5番目に大きな島。

ここには18〜19世紀にかけて建設された、木造の教会が159棟残っています
これらの教会はヨーロッパ様式と地元の様式が混じり合った、独特な様式であることから、2000年に世界遺産に登録されました。

その教会がとってもカラフルで可愛いと聞いたので、実際に行ってみちゃいました!

世界遺産の教会は手作り感いっぱい

チロエの教会群は、その独特な建築様式から「チロエ様式」と呼ばれます。

これは

  • チロエが島であり本土の文化とは孤立していたこと
  • 島では本土と異なる資材が手に入ったこと

などが原因。

スペインがチリを統治した際、一緒にやってきた宣教師たちは、キリスト教を布教させるべく数多くの木造教会を作ったのでした。
しかし、それはキリスト教と土着信仰の混交したものとなり、チロエ様式という独特の建築様式を生み出したのです。

これは、島の中心地カストロにある「カストロ教会」。
チロエ島 教会

鮮やかな黄色が目を引きますねー。
でも、よく見てみるとちょっと汚れが目立つかな…
チロエ島 教会

この教会、外側はトタンで出来ています。
そのためゴシック建築風ですが、重厚な感じはせず、ポップで可愛らしい印象を受けました。
チロエ島 教会

内部はすべて木で作られており、そのせいでなんとも温かみが感じられる雰囲気。
チロエ島 教会

ヨーロッパの教会ってどこも石で出来ているので、重厚感はあるのですが、どこか冷たくて張り詰めた感じがするんですよね。
でも、チロエの教会は厳かなというよりも、優しい安心感のある雰囲気でした。
チロエ島 教会

チロエ島 教会

うろこ状の壁

チロエ島 教会

教会に付属する建物のつくりがちょっと変わっていました。
よく見てみると、木の板がうろこ状に張り付けられていますね
チロエ島 教会

実はこれ、チロエで特徴的な家のつくりなんです。
教会だけでなく、街中の家を見ても、うろこ状の家が見つかります。
チロエ島 教会
これは、雨の多いこの地域で、雨水が染み込みにくいようにするための工夫なんだとか。

また、うろこ状の家だけでなく、カラフルな家も多かったです。
チロエだけでなく、南米にはカラフルな家が多かったので、これは国民性ですかね…?
チロエ島 教会

いかがでしたか?
チロエ島には、このほかにも可愛らしい教会がいっぱいあります。

また、島ということで新鮮なシーフードが安く食べられることでも有名!
チリへ行った際には、魅力たっぷりのチロエ島にもぜひ足を運んでみてください。

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