「人類は火星からやって来た」という説を聞いたことがあるのではないでしょうか。
これは、人間の体内時計と火星の自転周期が共に約25時間と言われているので広まった説ですね。

僕は専門家でもなんでもないので、あくまでも超個人的な意見だと思って読んでください。

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実験によると、人間の体内時計は25時間!?

「人類火星起源説」の根拠となっているのは、1960年代にドイツで行われた実験です。

実験の内容を簡単にまとめると「太陽の当たらない地下室で人間を生活させるとどうなるか?」というもの。
太陽というのは約24時間周期(正確には地球の自転周期)のものなので、太陽に当たらないことによって体内時計を計測するという感じでしょうか。
すると、「生活サイクルが約25時間周期だった」という結果が出ました。

その実験結果に、火星の自転周期が約25時間(24時間40分程度)という事実が相まって、「人類火星起源説」がインターネットで急速に広まったというわけですね。

「人類火星起源説」はやはり疑わしい

ネタとして言ってる分には「面白い話だね」で終わりますが、実際のところはどうなんでしょうね。

そもそも本当に人間の生活サイクルは25時間なのか?

まず、そもそも上記の実験結果について、疑わしい点があります。
それは「個人差があるんじゃないの?」ってこと。

どれぐらいのサンプルを取ってるのかわかりませんが、太陽があったとしても僕なんて休日は10時間ぐらい寝てますし(笑)

仮に25時間だとしても・・・

百歩譲って人間の体内時計が25時間周期だとしましょう。

「人類は火星からやってきた!」と言うとインパクトがあるので、とりあえず言いたくなる気持ちもわかりますけどね。
もう少し冷静に身の回りの事象を見てみます。

他にも約25時間周期のものがあります。

それは「月」です。

むしろ人類は「月」の影響を受けているのでは?

月の出や月の入りの時刻を調べると、毎日約1時間ずつ遅くなっている=(約25時間周期)のが分かるかと思います。
オオカミ男じゃないので、人間が直接月の影響を受けてるとも思えないですが…。

ウミガメは満月の夜に産卵をするなど、月は何らかの形で地球上の生物に影響を与えています。

また、月によって起こる現象「干潮・満潮」も25時間に近い周期で繰り返されています。
干潮・満潮がそれぞれ1日に2回ずつで1日に数十分ずつ遅れていく感じですね。

進化の定説では、人類に限らず地球上の生物は、海から始まっていると言われています。
そう考えると、海の影響というのは少なからずあるのかもしれません。
あまり現実的ではないですが、進化前の「海にいた頃の記憶」とでもいいましょうか。

火星と同じく非現実的だと言っても、火星よりも月の方が人類との関係性は深いように思いますね。

個人的なまとめ

「人類火星起源説」はSF的な話としては、非常に面白いものだと思います。

しかし、専門家でも何でもない僕個人としては、体内時計25時間に対して「人類は月の影響を受けてる説」を唱えたいですね(笑)

そもそも本当に体内時計が25時間なのかどうかも、正直怪しいとは思っていますが…。

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