イギリスの貴族が、自分の地位を見せびらかすために、ティータイムに使われていたサンドイッチ。
サンドイッチの中身は、さぞ豪華なものがと思いきや・・・きゅうりのみ!

いや、きゅうりとパンって(笑
いくらカーストの争いとはいえ、貴族様が食べるようなものじゃないでしょうよ?

水っぽくて、パンがベチョベチョしてそうだけど、どうなのよ。

きゅうりのサンドイッチが食べる意味が、全く理解できなかったので、
ちゃちゃちゃっと作って食べてみました。

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3分クッキングならぬ1分クッキング

きゅうりのサンドイッチは、作るのもすごい簡単。

用意するものは、
きゅうり
ワインビネガー(白)
パン(できれば薄切り)
バター
という驚きの少なさ。

スライサーできゅうりを薄切りに
私は、切る工程が面倒だったので、ヘタを落としただけの輪切りそのまま、シャコシャコとスライス。

ミニタッパーにスライスした(輪切った)きゅうりを入れて、ワインビネガー(白)を入れて浸す
30分くらいつけておくとちょうど良いそうです。
私は、そのまま寝ましたけど。(笑

パンを用意
食パン8枚切りの耳を切り落とす。
サンドイッチ用のパンって、高くつくので、8枚切りを買ってきた方が良い。
パン屋さんなので、薄くスライスしてもらえるなら、10枚切りでも良いかも。

レンジでチンして緩くなったバターを食パンにぬりぬり

ここまで、全て目分量、気分量。

食べる時にワインビネガーに浸しておいたきゅうりを挟んで、おしまい

きゅうりとパンは侮れない

きゅうりのサンドイッチは、水っぽく、べちゃっとしているイメージから一変、全然水っぽくなくてビックリ。

ワインビネガーに使ったきゅうりとバターが高級感を演出。
まったりとしていて、これ、本当にきゅうりとバターなの?
何か違うもの入ってるんじゃない?
(※自分自身で作ったものです)

しかも、しつこくないから、サラサラと胃の中入っていっちゃう。

こんなに美味しいとは思わなかった・・・。
これは、貴族の人もフォッフォッフォッとか、オホホホとか言って食べてた理由が分かります。

負けた、完全に負けた。

本当に、食べ過ぎ注意!!

なんで、きゅうりサンドイッチがカースト戦争で食べてられていたのか?


そもそも、英国貴族はなぜ、自分の地位をひけらかすために、きゅうりサンドイッチを食べていたのか?

19世紀から20世紀頃、産業革命で農地が畑から工場へと変わりました。
自国で生産する野菜は、少なくなり、輸入することに。

また、イギリスは気候的にも、きゅうりを作るのが合っていなかったということもあり、キュウリが高騰。

そこで、新鮮なきゅうりを食べれるのは、輸入か、キュウリを栽培する環境をもっているお金持ちだけとなったわけです。
お客さんにきゅうりサンドイッチを振る舞うことで、私はこんなにお金持ちなのよと自分を見せつけていたそうです。

20世紀以降に、きゅうりの高騰時期は終わりを迎えたわけですが、
貴族達が食べていたことから、その名を広め、色々な人がティータイムに食べるようになったようです。

ランチのサンドイッチじゃなく、ティーサンドイッチとは、いかにもイギリスっぽいですね。
皆さんもティータイムに、きゅうりサンドイッチを食べてみてはどうでしょうか?
案外、ハマりますよ(*’ω`*)