スペインで有名な広場というと、マドリードの「マヨール広場」やセビリアの「スペイン広場」を思い浮かべるかもしれません。
しかし、実はスペインで一番美しいとされる広場はサラマンカの「マヨール広場」なんですよ!
日本ではまだまだ知名度のないサラマンカ。
自分も、今回サンティアゴの巡礼で立ち寄って初めて、この街のことを知りました。
ですが、サラマンカは中世の雰囲気が残るとっても素敵な街なんです。
マドリードやバルセロナにはない、古都の雰囲気を味わいにサラマンカへ行ってみませんか?
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サラマンカってどんな街?
サラマンカは首都マドリードから電車で二時間半ほどのところに位置する古都です。
この街にはヨーロッパで最も古い大学の一つである「サラマンカ大学」があり、国内だけでなく海外からも多くの学生が集まっています。
そのため、サラマンカは「学生の街」としても有名。
学生向けの飲食店・バーなども多かったので、手頃な値段でご飯を食べることもできますよ!
サラマンカはまた、「巡礼者の街」でもあります。
スペインには「サンティアゴの巡礼路」という、キリスト教徒のための巡礼路が無数にあります。
サラマンカはそのうち、「銀の道」というルートの中継地であるため、この街へは巡礼者がよく立ち寄るんです。
巡礼路であることを示す看板
スペインで最も美しい広場
サラマンカの見所の一つが、「スペインで最も美しい」と言われるマヨール広場です。
広場はバロック様式の建物で囲まれており、中でも北側にある市庁舎は装飾が細くて本当に綺麗!
スペインで一番美しいと言われるのも納得です。
広場だけでなくサラマンカの建物は、微量の酸化鉄を含む石材で造られているため、蜂蜜色をしています。
これが夕日に照らされると黄金色に輝くため、サラマンカには「黄金の街」という呼び名もあります。
新旧2つの大聖堂
広場と並んで人気があるのが大聖堂です。
新旧2つの大聖堂があるのですが、面白いのは大聖堂同士が隣接しているため、合わせて一つの建物になっていること。
旧大聖堂は、12世紀から14世紀にかけて建設されたロマネスク様式の建物。
堂内にある、キリストと聖母の生涯が描かれた53枚の絵画は圧巻の美しさでした。
こんなに綺麗な祭壇画は他ではちょっと見られないです。
一方の新大聖堂は、1513年に建築を開始し、2世紀もの時間をかけてようやく完成しました。
そのため、建築様式にはゴシック・ルネサンス・バロックなど様々な物が混在しています。
新大聖堂の見所は、建物正面の豪華で緻密な装飾です。
内部も凝っていて、完成に2世紀もかかったのもうなずけますね。
ユニークな貝の家
マヨール広場の近くにある、なんともユニークな建物が「貝の家」です。
その名の通り、壁一面に貝(ホタテ貝)のレリーフが取り付けられていますね。
ホタテ貝は聖ヤコブのシンボルであり、彼の墓がある「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」を目指す巡礼者のシンボルでもあります。
この家は、その巡礼者たちを守る騎士団の一員ロドリーゴ・アリアスの邸宅だったため、シンボルの貝が無数に飾られているというわけ。
夜のサラマンカを散歩しよう
夜の街は、日中とはまた違った雰囲気で趣があります。
また、ライトアップされた広場も必見!
カフェの野外席でのんびりするも良し、若者の行くバルでワイワイ飲むのも楽しいですよ。
サラマンカは歴史が古く、見所の多い魅力的な街!
スペインで最も美しい広場、2つの大聖堂、夕日を受けて黄金色に輝く街並み、などなど…
なぜ日本で人気がないのかが不思議なほど、たくさんの魅力に溢れた街でした。
マドリードからも近いため、ぜひ1日取って足を運んでみてください!
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