都立入試問題 平成30年度(2018年度)理科大問2の問3の解説です。
都立入試や高校受験全般という観点で解説を書いていきます。
過去問を解いたときなどの参考にしてください。
その問題の解き方だけでなく、併せて覚えておくべき周辺知識も簡単に紹介します。
都立高校の過去問は、東京都教育委員会のWEBサイトで閲覧およびDLをすることができます。
必要に応じて参照してください。
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問3 化学変化
大問2は、実験などの形をとった小問集合。
各単元から幅広く出題されます。
問2は化学変化に関する問題で、配点は4点です。
化学変化の中でも、化合と酸化に関する問題ですね。
化学変化には、熱くなるもの(熱を放出する・発熱反応)と冷たくなるもの(熱を吸収する・吸熱反応)があります。
都立入試に出題される化学反応は、ほとんどが発熱反応だと思って問題ありません。
逆に吸熱反応で出題されるのは、塩化アンモニウムと水酸化バリウムの反応ぐらいなので、それだけは頭に入れておきましょう。
この問題には、酸化カルシウムと水の反応で弁当が温まるとあります。
弁当が温まるということは、熱を放出する反応であることがわかります。
鉄粉と活性炭と少量の食塩水を混ぜたときに起こる反応は、鉄の酸化です。
これはホッカイロの成分とほぼ同じで、こちらもやはり熱を放出します。
酸化とは酸素と化合する化学反応で、この場合は鉄と空気中の酸素が化合するということですね。
活性炭と食塩水は、鉄の酸化を早める効果があります。
また、鉄が酸化すると酸化鉄になります。
このように金属が酸化したときにできる物質が、いわゆるサビですね。
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