都立入試問題 平成30年度(2018年度) 国語大問1の解説です。
都立入試や高校受験全般という観点で解説を書いていきます。
過去問を解いたときなどの参考にしてください。
配点は(1)〜(5)が各2点、合計10点です。
たかが漢字と思うかもしれませんが、配点の割合を考えると非常に大きいところです。
確実に取っておかないといけません。
都立入試の漢字の読みは、中学校1〜2年程度のレベルが中心。
教科書や漢字検定で出題される漢字を学習しておきましょう。
都立高校の過去問は、東京都教育委員会のWEBサイトで閲覧およびDLをすることができます。
必要に応じて参照してください。
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(1)繕う
洋服のほころびを繕う。
つくろう
「繕う」の意味は、「(洋服や物の)破れや故障を補修する」「よく見せようと体裁を整える」など。
他に「修繕(しゅうぜん)」「毛繕い(けづくろい)」などの使い方があります。
(2)舞踊
日本の伝統的な舞踊を鑑賞する。
ぶよう
「舞踊」の意味は、「おどり」「ダンス」など。
「舞う(まう)」や「踊る(おどる)」もそれぞれ同じような意味なので、合わせて覚えておきましょう。
(3)若干
午後の列車には若干の空席がある。
じゃっかん
「若干」の意味は、「それぞれ多くないこと」「少ないこと」など。
「若」にも「干」にも「いくらか・少し」などの意味がありますが、「若干」以外でその意味を使うことはほぼありません。
あんまり細かいことを考えずに、読み方と意味を覚えてしまって構いません。
(4)惜敗
善戦するも一点差で惜敗し、優勝を逃す。
せきはい
「惜敗」の意味は、「(試合などで)おしくも負ける」ということ。
「惜しい(おしい)」と「敗れる」の意味をそのまま合わせた熟語ですね。
意味が異なる「惨敗(ざんぱい)」と混同しないように注意しましょう。
(5)紛れて
忙しさに紛れて、弟に頼まれた用事を忘れる。
まぎれて
「紛れる」の意味は、「入り混じってわからなくなる」「他のことに心を奪われておろそかになる」など。
他には、「紛争」「苦し紛れ」などの使い方があります。
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