93歳の祖母が老人ホームに入っています。
家族で初めての老人ホームだったので、勝手がわからず色々と戸惑いました。
最初、特に戸惑ったのが、着替えと洗濯。
どこまでやってもらえるのか?がよくわからず、最初の1〜2週間は悶々と悩んでしまいました。
この記事では、私が体験した、老人ホームでの洗濯物・着替えがらみのトラブルについて書いておきます。
これから入所を考えている人のお役に立てば幸いです。
老人ホームでの洗濯物・着替えのトラブル
入所前の説明は、洗濯も着替えもお任せください・・・だったはずなのに
入所してびっくりしたのは、最初の3日ほど、シャツと下着の着替えをさせてもらっていなかったことです。
入所当日、色々と手続きをし、中1日あけてホームを訪ねてみると、入所日と同じシャツを来ています。
ズボンは履き替えさせてもらったようですが、履き替えたズボンは畳んだまま床に放置。
着替え済みの衣服が入る洗濯かごの中には、何も入っていません。
介護士の人に話をしたところ、「本人が着替えたいと言わなければ着替えさせることが出来ない。」というお話。
しかし、もう認知症が始まっている祖母に、そんな要望を伝えることなんて出来ません。
驚いて施設長さんに話をすると、「そんなことはありません。必ずお着替えはさせて頂きますので、どうぞご安心ください」とのことでした。
で、とにかく、今日は必ず着替えさせてほしいと強く言って、その日は帰宅。
翌日ホームに行った時には、きちんと着替えさせてもらっていて、洗濯かごにも着替え済みの服が入っていました。
夏物を出して着せている
10月の半ばになって、随分と肌寒くなったころのことです。
ホームに行ったら、祖母が「寒いんだよね〜」と言っています。
なんでだろうと思ったら、夏物の下着を着ていました。
どうやら、若い介護士さんが、夏物・冬物の区別をせずにタンスから下着を引っ張り出して着せていた様子。
これも注意してほしいとは言いましたが、若干の不安を覚え、タンスの表に「シャツ」「ズボン」「下着」「夏物」「冬物」と文字を書いたポストイットを貼りました。
洗濯した後に畳んでくれない。もしくは畳み方が雑。
それからしばらくして、今度は、洗濯物を畳んでくれる人と、畳んでくれない人がいることがわかりました。
ホームに行くと、洗濯した衣服が、そのままカゴに入れっぱなしで放置されていることがあります。
また、畳んでいる時も半分くらいはあるのですが、畳み方がとても雑。
母と私でホームに行くことが多いのですが、毎回、母が洗濯物を畳み直してタンスにしまっています。
全部お任せ下さいって言ってたのにな〜。
服が食べ物で汚れたのに、着替えさせてくれていない
ある日ホームに行くと、祖母の服が汚れています。
どうやら食事中に、食べ物をこぼしてしまったようなんです。
で、その翌日ホームに行くと、前日の汚れたままの服を着ています。
あれ?と思って、介護士さんに話をすると、洗濯物を出す日ではなかったので着替えさせるのを忘れたということ。
う〜ん、、、、洗濯しない日でも、汚れたら着替えさせてください。
老人ホームで洗濯物・着替えのトラブルがあったら、やった方が良いこと
で、こんな感じのトラブルに見舞われた時に、やった方が良いことを書いておきます。
タンス対策
まず、タンスには、ポストイットなどで、「上着」「下着」「パジャマ」「靴下」など、どこに何が入っているかを書いて貼っておきましょう。
確かに、複数の部屋を管理しなければならない介護士さんにとって、タンスの整理の仕方は人それぞれですからね。
ちゃんと貼っておくことで、どこに何があるかがすぐにわかります。
洗濯物をどこにしまったら良いのか?も明確になりますよね。
また、今はコレを着せてほしくないんだよな〜というものがある場合は、タンスの中に、「〜は着せないでください」とメモを入れておきます。
老人ホームでは、キーマンを抑えて!
まず、どんなトラブルでも、必ず施設長さんには言っておきましょう。
何かあった時に、最終的に責任が伴うのは施設長さんです。
施設長さんを介さずに、介護現場の人とだけ物事を進めてしまうのは、避けるのが賢明です。
また、施設の管理職の人たちの定めた方針が、現場に伝わっていないこともあります。
実際、私の場合も、事務と現場が別々に動いている感じがする場面もありました。
そこで、現場で一番影響力のありそうな人を見つけたら、とにかくその人に相談するようにしてください。
私の場合、季節のご挨拶でお菓子を持っていく場合でも、事務のスタッフさんに渡すものと現場のスタッフさんに渡すものは別々に用意しました。
そういった心遣いをしておけば、現場の人たちも何かと気にかけてくれるようになります。
老人ホームに入っていると、洗濯物のトラブルは発生しやすいようです。
そんな時にも、色々と工夫しながら対処していくことが大切です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。