最近、祖母が老人ホームに入りました。
自分の家族がホームに入るのは初めてだったのでわからないことだらけ。
老人ホームと私たち家族の間をつなぐ仲介業者さんに相談に乗ってもらい選定をすすめ入所したのですが・・・

この記事では、アクティビティを重視して老人ホーム選びをした私の個人的な体験と、そこで学んだ大切なことについてお伝えしたいと思います。

生活リハビリが必要なので、アクティビティを重視

祖母は誤嚥性肺炎で入院し、リハビリ病院を経て、老人ホームに入りました。
家族が老人ホームに入るのは初めてだったので、老人ホーム選びをする段階では、仲介業者さんにアドバイスをもらいながら調べていきました。

選定の基準は、アクティビティが充実しているところ。
アクティビティというのは、施設内で定期的に行われるレクリエーションのことです。
みんなで行う、体操やゲーム、お絵かき、ちょっとした外出などですね。

祖母は、生活リハビリを続ける必要があったため、それに対応できる施設が必要でした。
ところが、リハビリサービスがあると老人ホームは入居費が高くなります
都内だと、頭金なしの場合、月額40万前後になることは普通。

これではとても払いきれないので、何とか20万円代で抑えられないかと探しました。
そこででてきたアイディアが、「アクティビティが充実している施設を探す」ということ。

理学療法士がつくようなリハビリではありませんが、毎日声を出したり、体を動かしたりすることで、生活リハビリを行うことができるわけです。

同じアクティビティでも、施設によって全然違う

実際に、いくつかの施設を見学に行きました。

見学に行って初めてわかったのが、
アクティビティーをやっているといっても、施設によって内容・雰囲気・頻度が違う
ということ。

まず雰囲気に関しては、スタッフが暗かったり、騒いでいる人がいて運営がままならなかったりといったところもありました。

内容についても、差がありました。

ホールで体操ビデオやカラオケを流しているだけで、一部の人しか参加していないところもありました。
みんながホールに集まっているだけで、やっていることは皆バラバラ・・・スタッフが周囲を巡回しているだけ・・・なんてところもありました。

説明を聞くと、アクティビティの頻度の違いもありますね。
毎日やっているところもあれば不定期のところもあります。
1日に1回のところもあれば2回のところもあります。

祖母の老人ホームを決め、入所したところ・・・あれ!?

アクティビティが充実している施設に入所

アクティビティを中心に老人ホームを選んだ結果、比較的自宅からも近いところに、良い施設が見つかりました。

毎日1回アクティビティがあるところで、内容も毎回異なります。
スケジュール表も用意されていて、スタッフが熱心に運営している雰囲気もあります。
ホームページなどの更新も頻繁で、ここならいいね!ということで入所を決定しました。

入所したら、アクティビティが変わった!?

ところが入所後しばらくして、
あれ?アクティビティやってないの?
と思うことが何回かありました。

祖母に話を聞いても、アクティビティで何かをやっている様子がありません。
祖母が言うには、ホールで音楽が流れているだけらしいのです。
しかも、アクティビティの時間にホールに連れて行ってもらっていない時もある様子。

これでは困るので、施設の選定時にお世話になった仲介業者さんを通じて、施設の方にお話をしてみました

施設に話したら、アクティビティが復活した

すると、2週間後くらいに、老人ホームのエレベーターホール付近に、「今月のスケジュール」が貼られ、毎日のアクティビティが書かれていました。
あれ?直してくれたのかな?
と期待が膨らみます。

実際、この後は、入所前の説明通り、しっかりとアクティビティが行われるようになりました
感謝です。

祖母は、アクティビティが毎日あることで生活のリズムもできましたし、手足を動かしたり、声を出したり笑ったりする中で、体の機能が回復してきました。
入所前には自分でお箸すら持てなかったのが、自分で食器を持ってご飯を食べられるようになったり、車椅子の乗り降りでも多少は自力で動けるようになったりしりました。

後で聞いた話ですが、老人ホームは人手が足りないところも多いようで、今回のケースもアクティビティを運営するスタッフが不足していたとのこと。
スタッフが少ないと、どうしても身の回りの世話をする方に人を割かなければならないようですね。

老人ホームのアクティビティに関して大切な3つのこと

今回は、私の祖母が老人ホームに入所した時のことを書かせて頂きました。

私と同じように、アクティビティを重視して施設選びをされている方は、次のようなことに注意してください。

  1. アクティビティは施設によって内容が大きく異なる
  2. どんなことをやっているかは家族がチェック
  3. おかしいと思ったら、施設に相談する

老人ホームに家族を預けた場合、四六時中様子を見ているわけには行きません。
そうなると、家族からすればブラックボックスになってしまう部分がでてきてしまうんですよね。
事前の下調べはもちろん、入所後もしっかりと状況を把握していくことも大切なようです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。