巨人の星の代名詞の一つが、「火の玉ノック」。
非常識なことが多い巨人の星の中でも、ひときわ光を放つのが、この特訓です。

そこでこの記事では、火の玉ノックが気になる!という人に向けて、全力で解説したいと思います!

スポンサードリンク

火の玉ノックは、花形満のノックアウト打法を攻略するために生み出された

火の玉ノックは、別に一徹の趣味でやったわけではありません。汗

飛雄馬が小学5年生、花形満が中学1年の時(なぜこの学年だとわかるか?については、ノックアウト打法の記事で説明しています)、花形が飛雄馬に勝負を挑みました。
そして、花形が勝負を挑んでから試合までの3週間の間に、花形のノックアウト打法を倒すために行われた特訓が、火の玉ノックです。

ノックアウト打法とは?

ノックアウト打法とは、ピッチャーのボールを狙ったところに打ち返す打法。
花形は寸分たがわず、狙い通りに、”強烈に早い打球”を打ち返せるため、ピッチャーを狙い撃ちすることもできるわけです。

打球は非常に早いため、取ったり、体に触れただけでも大怪我は必死。(という設定)
しかし、よければヒットとなり、飛雄馬は負ける。

さて、どうしようかということで、考えに窮した飛雄馬の父一徹が行ったのが、火の玉ノックです。

火の玉ノックとは!?ガソリンを野球ボールにかけて燃やしたものをノックすること

さて、ようやく本題。

このままでは負ける・・・と途方に暮れ、井戸水で体を洗っていた飛雄馬に一徹が話しかけるところから、火の玉ノックはスタート。
(以下せりふは、作品から引用。)


「飛雄馬、そのまま動かずに星を見ろ」

と、父一徹はほとんど脅しに近い?セリフ。

「あの星座に駆け上がるまでは、野球に命をかけると誓ったな。」

もう、YESの一択しかない会話。

「ノックアウト打法と同じように、捕球してはならん、体に触れてもならんたまをこれからノックする」

チョロチョロという音とともに、球にガソリンがかけられる。(物騒すぎて怖い・・・汗)
そして、次の一言とともに、火だるま打球が飛雄馬を襲う。

「この火だるま打球を、ランナーが一塁に駆け込む時間内に、おれのミットに送りかえせば、ノックアウト打法に勝てるのだ」

台所で見ていた明子は、当然悲鳴!!!!!

「キャーーーーーーッ!」


というのが名シーンです。
(ふーーーーっ、、書くの疲れる・・・笑)

一徹は、危機的状況に追い込まれた時の人間の一瞬の閃き、底力にかけたわけですね。

飛雄馬は、逆立ちをしてサンダルでボールを一徹のミットへ!
一徹のミットはプスプスと焦げ、まだ火だるまのままのボールが地面に転げ落ちて・・・
対決まであと1週間というところで、打倒ノックアウト打法の秘策が見つけられたわけです。

このあと、めったに人を褒めることのない一徹が、

「明子は素晴らしい弟を持った。飛雄馬は、実際たいしたやつだ」

と飛雄馬を褒めたのも印象的でした。

火の玉ノックの特訓の成果は?

さてこの特訓、当然無駄に終わるわけはありません。

隅田公園で、日曜日の早朝に行われた飛雄馬と花形の試合で、飛雄馬は花形を破ります
花形が打ち返した打球を、逆立ちから膝を曲げて蹴り返し、打球を1塁手と花形の間に落とし、みごと花形をアウトに仕留めるわけです。


これをきっかけに、飛雄馬と花形の永遠のライバル関係が始まります。

火の玉ノックは巨人の星の大きな転換期を代表する名シーンと言えるでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


他にも、巨人の星に関するネタを書きました。
良かったら、読んでみてください。

スポンサードリンク