牛乳をレンジでチン!
ホットミルクが内部でボン!!
何でこんなことになっちゃったの?
私の時間を返して〜!!!!!
私には、過去にこんな経験が数回あります。
それもこれも、ホットミルクをねだる娘のせい・・・。
こんな悲劇を世の中の奥様に起こさせないためにも、主夫の私が全力でお伝えします!!
ホットミルクの正しい作り方 in the レンジ
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牛乳の膜ってなぜできるの?
牛乳をレンジでチン!した後に、吹きこぼれたり、ボン!って爆発したりするのに関係しているのが牛乳の膜。
吹きこぼれる理由とかは後で説明するとして・・・・
牛乳の膜ってどうしてできるんでしょうか?
小さい頃から不思議でしょうがなかったのですが・・・実はあれ、牛乳の「タンパク質」が固まったものらしいんですよね。
牛乳を温めると水面から水分が蒸発します。
そうすると、表面部分の水分が少なくなってタンパク質が固まるんですね。
そうすると膜ができてしまう・・・というしくみ。
それで、ああいうシワシワっとした膜ができてしまうんです。
レンジだと牛乳が吹きこぼれやすいのはなぜ?
では、牛乳をレンジでチン!すると大変なことになってしまう理由ってなんでしょうか?
大変なことになるパターンには、「吹きこぼれ」と「突沸(ボン!って爆発みたいになること)」の2つがあるので、それぞれ説明していきますね。
レンジで温めた牛乳が吹きこぼれる理由
まずは、レンジで作ったホットミルクが吹きこぼれる理由から。
牛乳を温めると、さっきお話ししたような理由で表面に膜ができてしまいます。
で、膜ができた後も牛乳の内部では水蒸気が発生、泡がブクブクと出てくるんですよね。
では、出てきた泡はどうなるでしょうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
実は、牛乳の膜が、泡を閉じ込めてしまって外に出さなくなるんです。
(もちろん一部は外に出ます。)
で、さらに膜の下でブクブクと泡が発生する。
そうなると、膜の下にどんどん泡ができてしまいます。
これが大量発生を始めることで、吹きこぼれが起こるわけですね。
ホットミルクが爆発する(突沸)理由
レンジは電磁波の力で液体を急激に温めます。
さらに、鍋のようにカタコト揺れることも、かき混ぜられることもなく、静か〜に、刺激を加えずに温められてしまいます。
そうなると、どうなるか・・・・。
実は、本来泡ができているはずの温度になっているのに、泡ができるきっかけがないままになっていることがあるんです。
これはとても危険な状態!
ちょっと揺れるとか、何かが入り込むとか・・・何かの刺激があるだけで、突然水蒸気が大量発生して
ボンッ!
って爆発みたいになってしまう危険があるんです。
レンジの扉を開けた時、かきまぜるためにスプーンを入れた時、砂糖を入れた時・・・いろんなタイミングで、ボン!を経験したことがあれば、これが原因なんです。
ホットミルクをレンジで!正しい作り方・温め方
では、そんなホットミルクをレンジで正しく作るにはどうしたらよいでしょうか?
ここでは、正しい温め方についてしっかりと解説していきますね。
まず、吹きこぼれにそなえて、牛乳はカップの2/3くらいまでにしてください。
次に、レンジが500Wなら、長くとも1分強で一回様子を見ましょう。
1分に満たなくても、じーっと見てて、プクっと泡が出たら止めて下さい。
そのままにしておくと、
ブクブクブクブク・・・
と一気に吹きこぼれることもあります。
もしブクっとなったら、もしくは1分くらいたったら、レンジを止めてちょっと置いてください。
もし突沸直前の状態になっていたら、レンジの扉を開けた時に、ボン!ってなるかもしれないからです。
で、少し置いたら、一回出してかき混ぜて温度を確認。
必要に応じてもう一回温めましょう。
ただし、ここまできたら、せいぜいレンジに入れるのは10秒くらいずつですよ。
油断していると吹きこぼれますから。
知っておきたい!ホットミルクを作る裏技
さて、上に書いたやり方で何とかなる!のではありますが、念には念を入れて、他の裏技も紹介しちゃいます!
まず、柄の長いスプーンやはしを入れて、上記の逃げ道を確保する方法があります。
コップの中に棒状のものを入れればOK。
某の周辺部分の膜が薄くなって、水蒸気が逃げやすくなるわけですね。
また、調理用の重曹を入れるのもあり。
ケーキのふくらし粉に使われているものですね。
甘いものがOKなら砂糖も良いらしく、牛乳の中に固形物が入ることで、突沸が防ぎやすくなるそうです。
(重曹は、掃除用は使わないでくださいね。)
ホットミルクの吹きこぼれ防止グッズを使うのもあり。
「ダイヤ ミルクハット」というのが出ていて、ホットミルクのブクブク泡を受け止めて、吹きこぼれを防いでくれるそうです。
詳しくはこちら → http://amzn.asia/fH6cOJn
最後の裏技は・・・「ホットミルクボタン付きのレンジ」を買うこと。
最近のレンジには、「ホットミルクボタン」なるものが付いていて、ブクブク泡が出ないように、絶妙な温度調節でホットミルクを作ってくれます。
半端なくお金がかかる方法ですが、これが一番手っ取り早いかも。笑
ホットミルクをレンジで温めた後に、絶対にやってはいけないこと
ここまでは、ホットミルクの正しい作り方・温め方について解説してきました。
最後に、絶対にやってはいけないことを書いておきますね。
まず、ラップをかけること。
これは、ラップの中に水蒸気を閉じ込めることになって、牛乳がレンジの中で爆発すること間違いなしの大技です!汗
ラップだけはかけちゃダメですよ〜。
次に、レンジでチンした後、すぐにレンジのドアをバン!って開けることもダメ。
突沸寸前の状態になっていたら、ドアを開ける刺激で牛乳が爆発して飛び散る危険性があります。
最後に、温めた後に、すぐにスプーンなどでかきまぜたり、お砂糖を入れたりすることも避けましょう。
これも突沸を防ぐためです。
いかがでしたでしょうか。
ホットミルクを作ると言っても、意外と奥が深いもの。
ちょっとひと手間かけるだけで、あの「ホットミルク爆発」の悲劇が繰り返されなくなるのであれば、なんと喜ばしいことでしょう〜。
急がば回れ。
最終的にはこっちの方が時短につながりますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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