ひな祭りのお内裏様とお雛様の隣にある、3色のひし形の餅。
菱餅だと最近知った私です(おいおい)
菱餅ってなぜひし形なんでしょうか?
正方形や丸形だって良さそうなものですよね。
お正月の鏡餅だって、丸なんだし(笑
どうして、菱餅はひし形になったのか調べてみました。
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菱餅はなぜこの形になったのか?
菱餅がひし形になったのは、諸説あります。
茶人とお菓子作りの人のコラボ
日本のひな祭りは、平安時代頃に始まったとされています。
当時の宮中の鏡もちは、白い丸餅と赤いひし形の餅を重ねていたそうです。
宮中に出入りしていた茶人がそれを見て、お菓子を作っていた人とコラボして、ひし型のお菓子を作ったそうです。
そこから、ひな祭りにはひし形のお餅が使われるようになったと言います。
足利家が広めた
室町時代に、足利家がお正月に白と赤のひし形のお餅を食べていました。
それが宮中に広まり、ひし形になったと言います。
小笠原氏の家紋をとった
ひし形は、小笠原氏の家紋として使われています。
小笠原氏は、朝廷や公家、武家の行事や法令・制度・風俗・習慣・官職・儀式・装束などを研究し、世に残しています。
そのことから、小笠原氏の家紋をかたどったのではないかという説もあります。
心臓をイメージ
菱餅の形は心臓をかたどったものだと言う説があります。
でも、人間の心臓を見るようになったのって、歴史的にずいぶん後ですよね?
動物の心臓から、想像して作ったんでしょうか?
ちょっと不思議です。
陰陽道を用いた
平安時代と言えば、陰陽師の安倍晴明。
色々な映画やパロディ、ゲームのキャラクターなどに使われているので、知名度高いですね。
当時は、ものすごく陰陽道ブームだったことが予想されます。
その陰陽道では、厄除けをし、女性を表しているものが菱形です。
ひな祭りは、ひな人形をもった女の子の災難を避ける、厄除けの意味で行われています。
意味がピッタリと重なったことから、ひし形になったと言われています。
菱の実を使った餅だから
昔は、生贄という文化がありました。
神様に人をささげることで、1年間災厄が起こらないようにお願いするやつですね。
川などに人を飛び込ませたりとか、祭壇に血を与えたりとか。
災厄を避けるための人に似ている菱の実をお餅に使ったことからひし形になったという話もあります。
また、仙人は菱の実を食べたという話があります。
長生きの意味も込められているとされています。
菱餅はひし形じゃなくても良い?
地域によっては、菱餅は三角形のところもあるようです。
角ばっていることに意味があるみたいですね。
ひし餅は角をちぎって食べると良いようですよ。
どんな形であれ、楽しく食べて、良いひな祭りを過ごしましょう(*´∀`*)
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