はとことの愛を育んで、いよいよ結婚を考える段階になった時・・・ふと迷いが生じるかもしれません。
だって、近親婚ですし、生まれてくる子供の障害の心配、周囲の反対など、越えないとならない壁が結構あるんですよね。
・・・悩むと思います。
でも、落ち着いて!
はとことの結婚はタブーではありません。
法的にも、医学的にも問題はないのです。
あとは親族の理解を得るだけ。
そんな時に、必ずやっておくべき2つのことを、これから説明しますね。
はとことの結婚は、法律上問題ないですよ!って説明できるようにする
まず最初にすべきことは、はとこ婚が法律的に問題ないってことを、自分で説明できるようにすること。
そもそも「はとこ」って法律上どんな関係なんでしょうか。
簡単に言うと、
二人の親同士がいとこ
の関係のことです。
図で表すとこんな感じ。
サザエさんで言うと、タラちゃんとイクラちゃんの関係ですね〜。
もし、タラちゃんに妹がいて、イクラちゃんと結婚するなら、はとこ婚になります。
自分を含めて6個先にいる人ってことで「6親等」なんて言われます。
この「6親等」って言葉・・・覚えておいてくださいね。
さて、日本では、法律上4親等以上離れた相手であれば結婚できることになっています。
4親等っていうと・・・「いとこ」のこと。
いとこは結婚OK。
さらにそれ以上血縁が離れているはとこも結婚OKなわけです。
ただし、日本の法律では、6親等以内を親族と言いますので、
はとこは、結婚はできるけど親族
という関係。
親族なので、はとこ婚には抵抗感を持つ人もいるわけですね。
子供に障害が出るなんて、ほんとどない!ってことを医師に確認する
次にやった方が良いことは、生まれてくる子供の障害について、産婦人科の先生などの話を聞くこと。
色々調べてみたのですが、どうやら、はとことの結婚で子供に障害が出ることってほとんど無いみたいですね。
まずは参考までに、はとこ婚より血のつながりの濃い「いとこ婚」の場合についてのデータを見てみましょう。
近親婚で問題になるのは、「常染色体劣性遺伝病」という遺伝病。
この発生確率は、近親婚でない場合には1/40000なのですが、いとこ婚の場合は1/3200になります。
(出典元:近畿大学総合理工学研究科)
このデータをどう見るか?については、正直なところ人によって意見がわかれます。
確かに、近親婚でない場合に比べるといとこ婚で常染色体劣性遺伝病が発生する確率は16倍になります。
一方で、確率だけ見ると1/3200という極めて低い数字であることも確か。
う〜ん、、、悩ましいですよね。
ただ、多くの専門家が、1/3200という確率について「ほとんど心配ない」と考えているようですね。
だからこそ、日本の法律ではいとこ婚が認められているわけです。
まして「はとこ婚」となれば、その確率はグーッと減ります。
こどもの障害について周囲が心配しているようであれば、産婦人科の先生にお話を伺って、心配するに値しない!と太鼓判を押してもらいましょう!