2016-2017シーズンより、サッカーのルールが新しくなりました。
長年慣れ親しんだルールが大きく変わったところもあるので、簡単に解説をしていきます。

あれ?キックオフんの時ってセンターサークルに2人いなくてもいいんだっけ?
と思ったことはありませんか?
この記事ではそんな「キックオフ」のルールについて解説します。

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従来のキックオフ

サッカーの試合開始時や、ゴール後の試合再開時に行われる「キックオフ」
センターサークルに2人ほど選手がいて、一方がボールを蹴ってキッフオフが成立します。

そもそも従来のルールは、
「ボールが蹴られて前方に移動したときインプレーとなる」
というものでした。

まず1人の選手がボールを前方に蹴り出します。
前方というのは相手陣内なので、すかさずそれを味方選手が拾わないと相手に取られてしまいますよね。
ですから、センターサークル内に選手が2人いるのが基本でした。

新しいキックオフ

新ルールは、
「キックオフは、ボールをどの方向に蹴っても良い」
というもの。

つまり、前方に蹴り出す必要がなくなりました。
後方である味方陣内に蹴って、味方にパスをすればいいのです。

その結果、センターサークルに1人の選手だけ入っているという状態が見られるようになりました。
キックオフの時にセンターサークルに入っている味方選手の数に制限はないので、別に2人でも構いません。

新ルールによってどうなる?

このキックオフの変更は地味なようにも思いますが、実は重要な変化をもたらします。

従来のようにセンターサークルに2人の選手が入っている状態だと、前線の陣形が大きく崩れます。
サッカーのピッチは広いので、こんなに選手が近づいていては効率が悪いのです。

センターサークルに1人の選手だけいれば、大きく陣形を崩すことなくキックオフが可能です。
ですから、比較的落ち着いて攻撃を組み立てることができます。

今までもどうせ次のキックで後方の味方陣内にパスすることがほとんどなので、最初から前方に蹴り出す意味があまりなかったんですよね。
奇襲を仕掛けるなんてこともありましたが、あくまでも稀なケースでした。

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