DTMをやっているギタリスト界隈で話題のBOSS GT-001、僕もバッチリ使っています(笑)

実際に使ってみると良いところと悪いところが多々あります。
でも総合的に考えると、DTMでギターを録るならしばらくはGT-001しかないな!という実感です。

プロのミュージシャンも使っているという話はちょっと嘘くさいですが、アマチュアが使うなら充分すぎると思います。
感想も交えて特徴をザッとまとめますので、少しでも参考していただければ幸いです!

画像は公式サイトからお借りしてます。
自分で撮ったら部屋が超汚いのが露呈したので(笑)

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BOSS GT-001をDTMで使うときの良い点

マルチエフェクターであるということと、オーディオインターフェースとしても使える(USBでも電源が取れる)ということは、当たり前すぎて今更特筆するまでもないと思います。
他の良い点をピックアップしていきます。

卓上で使うのに適したサイズ

BOSSのフロアタイプのマルチエフェクター(GTシリーズやMEシリーズ)は頑丈にできている分、大きさや重さもかなりありました。
しかし、このGT-001は本当に卓上に適したサイズで、重さもめっちゃ軽いです!
GT-001(卓上タイプ)と同等機能のGT-100(フロアタイプ)や最新機種GT-1000(フロアタイプ)のサイズを比べてみます。

    GT-001のサイズ

  • 横幅:211mm
  • 奥行:135mm
  • 高さ:58mm
  • 質量:0.5kg
    GT-100のサイズ

  • 横幅:542mm
  • 奥行:271mm
  • 高さ:80mm
  • 質量:4.8kg
    GT-1000のサイズ

  • 横幅:462mm
  • 奥行:248mm
  • 高さ:70mm
  • 質量:3.6kg

最初は、この大きさでGT-100と同じ性能なの?という疑いしかなかったですね(笑)
そう考えると踏みやすいペダルってすげぇ場所取ってるんだなぁと改めて実感します。

GT-1000は従来のフロアタイプのBOSS製マルチエフェクターとはペダルの形状が異なっていて、他社エフェクターのような形状。
しかし、やはりあくまでもフロアタイプのエフェクターという大きさです。
DTMのお供に…と考えるとよほど床に面積がないと使いづらいですね…。

ドライ音とエフェクト音を切り替えて録音可能

これが何気にGT-001で最も優れた機能かもしれません。

オーディオインターフェースとして使う前提なので、DAW上でインアウトをコントロールするのですが…。
インとアウトでそれぞれ「PRIMARY」と「SECONDARY」が選べます。
「PRIMARY」がエフェクトのかかった状態、「SECONDARY」がエフェクトのかかってないドライ音の状態です。

例えば、インを「PRIMARY」にしてアウトも「PRIMARY」にして録音すると…。
実際に録音される音はエフェクトがかかった音で、録音時に聞こえているモニタリング音もエフェクトがかかった状態になります。
普通の使い方です。

インもアウトも「SECONDARY」にすれば、ドライ音を録ってドライ音のまま聞けます。

しかし、インを「SECONDARY」にしてアウトを「PRIMARY」にすると…。
エフェクトがかかった音をモニタリングしながらドライ音を録音できるのです。
さらに、アウトを「PRIMARY」にしたまま、GT-001側のエフェクターを変えることで同じフレーズを違った音色で確認ができます。
それで色々試してこれだ!という音色でバウンスすれば、オーディオトラックの完成です。
簡単にいうと、後からエフェクターをかけ直せるんです(笑)
今まではVSTでエフェクターを色々突っ込んでいましたが、GT-001上で後がけができるというのは非常に便利ですね。

アコースティックシミュレーターが秀逸

そのままです(笑)
プリセットで入っているアコギシミュが結構いい音してました。
宅録でアコギ録れるほど防音できてないのでこれは助かります。

BOSS GT-001をDTMで使うときの悪い点

良い点ばかりでなく、悪い点も結構あります(笑)
あくまでも個人の感想だと思ってください。

Guitar to MIDI機能が使えない

GT-001の特徴のひとつである「Guitar to MIDI機能」がいまいちでしたね。
簡単に言うと、ギターの単音ならMIDIとして録れるというもの。

他のレビューサイトで書かれているほど、感度がいいとは思わなかったです。
これでMIDI録るぐらいなら打ち込んだ方が早いです。
ローランドのギターシンセの方がやはり出来は良いでしょうね。

チューナーの感度が悪い

チューナーも使えないです。
クリップチューナーの方が遥かに使いやすいですね。

昔はBOSSのTUシリーズこそ至高!と思ってたけど、GT-100で搭載されてた多弦チューニング機能もそれほど良いと思えないし…。
愛用してるPoly Tuneの多弦チューニングが秀逸すぎるからそう思うだけかもしれないけど。

なんか最近のBOSSのチューナーはあんまり好きになれないんだよなぁ…。

端子の位置が悪い

コンパクトエフェクターを意識したのか、ギターなどのイン端子が本体右に、ヘッドフォンなどのアウト端子が本体左についています。

これによって、GT-001の左右にものを置きづらくなってますね。
卓上で使う前提のものでせっかく小さい筐体なのに、そのせいで左右の幅を取ってしまうイメージです。

端子類は本体後ろにまとめておいて欲しかったですね。

画面が超見づらい

マルチエフェクターの宿命ですね。
画面が小さくて超見づらいです。

明るさ的には良いんですけど、大きさ的にかなり難がありますね。
エフェクターの系統が2系統あるので結構複雑な接続ができるのに、画面が見づらいのであんまり細かい操作をする気になれないというか…。
もはや高性能マルチエフェクターとしては致命傷レベルです。

しかし、そこはさすがBOSS。
付属されているBOSS TONE STUDIOを使えば、PC上でエフェクター管理を出来ます。
逆にこちらは超見やすいです(笑)
筐体の画面は編集で見るというより、確認で見るぐらいですね。

BOSS GT-001をDTMで使ったまとめ

結構悪い点も書いてしまいましたが、総じて言うとDTMで使うならやっぱりGT-001はおすすめですね。
GT-1やGT-100もオーディオインターフェースとしてDTMに使えるのですが、やはり最適ではないです。

GT-100やGT-1000は大きすぎて邪魔だし、あくまでもフロアで使う前提の作りをしています。
フロアで使うならもちろん使いやすいんですけどね。
DTMで細かい調整をするのに、いちいち腰を屈めて手で操作するのはちょっとなぁ…。

GT-1はコンパクトで軽量なマルチエフェクターなので、家でも使いやすいですが…。
こちらもやはりあくまでもフロア用。
踏みやすさを重視してるので、細かい作業には不向きですね。
逆にマルチにしては小さすぎて、個人的にはフロアでも使いにくいです。

しばらくはDTMにGT-001は欠かせなさそうです。
とりあえず型落ちするまでは使ってみようかなと思います。

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