イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)の国旗であるユニオンジャック。
ユニオンフラッグとも呼ばれています。
その由来と豆知識をまとめてみます。

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ユニオンジャックの由来

イギリスは、イングランド・スコットランド・北アイルランド・ウェールズの4国から成り立っている連合王国です。
イギリス国旗であるユニオンジャックは、このうち以下の3国の国旗を合わせたものになっています。

イングランド国旗であるセントジョージクロス
スコットランド国旗であるセントアンドリュークロス
北アイルランドを示すセントパトリッククロス

スコットランド国旗は明るい青ですが、ユニオンジャックになると濃い青になっています。
北アイルランドは正式な国旗というものはなく、あくまでもイギリス側から制定したシンボルのようなものですね。

また、ウェールズの国旗もありますが、ユニオンジャックには組み込まれていません。
理由としては「古くからイングランドの属国だった」「デザインとして組み込むのが難しい」などの理由が挙げられます。
ウェールズ国旗

ユニオンジャックに関する豆知識

ユニオンジャックに関する豆知識をいくつか紹介します。

ユニオンジャックの縦横比

イギリス国旗ユニオンジャックの縦横比は1:2となっています。
1:2というのは珍しく、他の多くの国旗は2:3や3:5などが一般的。
フランス国旗と比べてみると違いが分かると思います。

フランス国旗(2:3)
イギリス国旗(1:2)

他の国旗と並べて表示する際には、2:3や3:5などにリサイズされたユニオンジャックが使われることもあります。
テレビのスポーツ中継なんかはそうですね。

ユニオンジャックは左右対称ではない

アイルランド旗である赤いセントパトリッククロス。
ユニオンジャックの中でよく見ると、反時計回りに回転しながら配置されています。

そのため左右非対称になっているので、フラッグとして使うときは裏表に注意しないといけません。
また、イラストなどで描くときにも注意が必要ですね。

ユニオンジャックが使われている国旗

イギリス連邦に属している国の国旗には、デザインの一部にユニオンジャックが使われています。
わかりやすいオーストラリアやニュージーランドの国旗の他にも、フィジーやツバルの国旗にも使われていますね。

オーストラリア国旗
ツバル国旗

かつてのイギリス領の地域でもユニオンジャックは使われていましたが、多くの国が独立と共に新たな国旗を制定しています。

ユニオンジャックはサッカーでは使われない

オリンピックではイギリスとしてユニオンジャックが使われています。
しかし、オリンピック以外のサッカーでは4国がそれぞれ別の扱いなので、イギリスという呼称やユニオンジャックは使われません。
4国のそれぞれの旗が使われます。
例えば、有名な選手でいうとデヴィッド・ベッカム選手はイギリスではなくてイングランドの選手ということになります。

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