日本食と和食の違いって一体何だろう?
洋食って日本独自のものもあるよね・・・・それなら、日本食とは違うの?

う〜ん、、、そういえばこの辺の違いって意外と曖昧になっているもの。
そこでしっかり調べてまとめてみました。

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「日本食」は最も定義が広い言葉

「日本食」というのは、日本人が現在食べている食事や文化全般を指す言葉です。
日本の伝統的な和食はもちろん、明治時代以降に入ってきた西洋料理が日本に根付いてできた「洋食」、さらに中華料理まで・・・私達日本人が日常食べている料理を包含して「日本食」と言います。

また、最近では、日本食が海を渡り、世界各国でその土地の風土に合わせた独自の進化を遂げているケースもあります。
こういった場合、現地のレストランは「日本食レストラン」と呼ばれたり、「日本食ブーム」なんていう言葉が使われたりするんですね。

JICAや農林水産省が海外に日本の食文化が広まっていることをレポートした資料でも、「日本食」という言葉が使われています。
参照元:日本食レストラン調査 海外の日本食レストランにおける食材調達実態調査

「和食」は日本の伝統的な食文化のこと

日本食が外来後に日本に根付いた洋食などを含めるのに対して、和食は、日本古来から伝わる伝統的な食事や文を指す言葉です。

日本食のところでも書いたように、日本には明治以降、海外から色々な食文化が入ってきました。
また、第二次大戦後は、アメリカの影響下で食文化が激変し・・・最近に至っては、もはや、味噌汁にご飯、たくあん・・・といった典型的な和食を食べることも減ってきていると思います。
もはや、日本人自身が、何が日本独自の食文化なのかわからなくなっているんですよね。

このような状況に危機感を抱いた人たちが中心になり、2013年、「和食」がユネスコの世界無形文化遺産に登録されています
(参照元:農林水産省

まあ、色々な小難しい定義はあるようですが・・・要は、日本の伝統的な食文化を「和食」と定義しているわけで・・・この中には、スパゲッティやラーメンは含まれていないわけです。

洋食は和食とは違うが、日本食に含まれる

明治以降、日本にはフランス料理やイタリア料理といった「西洋料理」が伝来しました。

アレンジが得意な日本人は、これらを日本流に改良し、日本の文化に根付かせていったのです。
あんぱんやパスタ類、ハンバーグ、すきやき・・・現在の日本には、もはや日本独自のものなのか、外来の料理なのかの区別すらつかないものがたくさんありますね。

こういった「西洋料理が日本文化の中に根付いたもの」を洋食と呼びます。

そのため、「洋食」は日本の伝統的な食事である「和食」とは異なりますが、日本人の食文化に根付いているために「日本食」でもあるのです。

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