巨人の星の花形満は、花形モータースの御曹司。
花形が大リーグボール1号を打倒する直前に、その花形モータースからは、「ミツルハナガタ2000」という車が発売されています

これは花形満の活躍に乗じて作られた車なのですが・・・この誕生には、男の熱いドラマが隠されていたので、ご紹介したいと思います。

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ミツルハナガタ2000の発表後に、不振を極める花形満

花形は打倒大リーグボール1号のために、鉄球を打ち返す特訓をしていました。
毎日試合後に、花形モータースの部品組立工場で、鎖につながれて振り子の要領で天井にぶら下がった鉄球をバットで打ち返す特訓です。
そのため、花形は、体の痛みから、試合で結果を出せません。

ある日の阪神-大洋戦でも同じような不振が続き、ライバル左門との違いが際立ってしまいます。
そこでとうとう、花形は代打を送られます。

この時に送られた代打は西園寺という選手。
舞台は1968年のシーズンなのですが、このシーズンの西園寺選手の成績は、打率0.235、5本塁打、19打点。
この成績の選手が代打になるというのは、花形の不振がよほどひどかったことを裏づけています。

球場はシーンと静まり返り、ファンもショックを隠しきれません。

ミツルハナガタ2000を量産させろと、大見得を切る花形

すると、なんと試合中にも関わらず、お父さんから球団事務所に電話がかかります。

「花形家の人間は、ああいうざまを公衆の目前にさらしてはならん!」

飛雄馬の父一徹ばりに厳しいのであります。

実は、この時、花形モータースは新型車「ミツルハナガタ2000」を発表したばかり。

花形の父親曰く、
代打を出された人間の名で走ることになる
花形の名のつくものはつねに一流でなければ・・・・栄光に輝いていなければならん

と・・・もう、美学の塊のようなことを言うのです。

とろが花形は、
どんどん大量生産させてください
と大上段な態度。

しおれた態度は覆面であり、打席のヘマはテスト走行です。そしてそのエンジン エネルギーは男の血潮です!
と、熱すぎるセリフをを吐きます。

ニコッとして電話を切る父親と花形。

これも、一徹-飛雄馬親子以上の父子鷹だと感動する一幕でした。


巨人の星について、そのほかにも気になることをまとめてみました。

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