ひな祭りといえば、ちらし寿司、ひなあられが定番ですね!
すごーい昔に、はまぐりのお吸い物が食卓に並んでたような、並んでいなかったような・・・。
(小さい頃は、美味しいと思って食べていなかったので、記憶にないのかもしれないですね。)

でも、なぜ、はまぐりのお吸い物なんでしょうか?
二枚貝なら、あさりでもしじみでも美味しいですよね。

ということで、はまぐりのお吸い物について調べてみました!

はまぐりのお吸い物を食べる意味は?

ピッタリ重なり夫婦円満

二枚貝は女の子を意味するもの。
なので、ひな祭りには必ず二枚貝を食べる習慣があったようです。

二枚貝の中でも、はまぐりは貝と貝がピッタリ合います。
ぴったり重なることから、相性のいい人に出会う(良縁)、夫婦円満だと言われています。

また、女の子の美徳や幸せにつながると考えられているそうです。

確かに、小さい頃あさりやしじみを合わせてみたりしましたが、ピッタリと合わなかった記憶あります。
たまーに、合うやつもありましたけどね(笑

栄養もしっかりとれる

はまぐりは、とても栄養がある食べ物とされています。

汁にも栄養がたっぷり♪
汁まで食べられるお吸い物が良いということになったそうです。

平安時代に味噌汁は存在していなかった(味噌はある)そうなので、
もう少し早く味噌汁が普及していれば、はまぐりのお味噌汁だったかもしれませんね。

はまぐりは嫁入り道具にまで、発展した

ひな祭りの時に食べられていたはまぐりさん。
江戸時代には、なんと!
嫁入り道具として使われるようになりました。

幸せになってほしいという親の心から、嫁ぎ先の家に一番に運び込んだそうです。

肝心のはまぐりの嫁入り道具は、約一年分のはまぐり362個~365個を桶(貝桶)に入れてたものだそうですよ。

はまぐりや貝桶には、豪華な絵が描かれていたそうです。
箱(貝桶)も上質なものを使っていたそうです。

嫁入り道具というと、家具やミシン、布団といった実用的なものが浮かび上がりますが、はまぐりの貝とは・・・。
どう頑張っても、せいぜい紅入れにしかなりそうにないですけどね(笑

ちなみに、このはまぐりの嫁入り道具。
お金持ちの人しか、持ち運べなかったそうです。

まあ、360個以上のはまぐりを用意するだけでも、良いお値段ですからね。
しかも、豪華な絵やら桶やらって、今の時代で作ろうとすると何十万、下手したら何百万はかかりますもんね。

いやあー、凄いな(´-∀-`;)

はまぐりの貝あわせ

平安時代では、貝あわせ(貝覆い)という遊びが行われていました。
今でいう、神経衰弱みたいな遊びです。

はまぐりの内側に絵や文字が書かれていて、外側を向かせてシャッフル。
1人2枚まで内側の絵や文字をみることができ、合ったものを選ぶ。

絵はトランプのように同じ柄というよりは、風景や人物の続きが書かれていて趣きがあります。

はまぐりは対になっているものでないとピッタリ重なることがないので、
絵が分かりにくくても合っているのか合っていないのかの判断がしやすいです。

ひな祭りの日に貝あわせを楽しんでみてください。

ひなまつりの日にははまぐりを

あさりやしじみじゃダメでしたね。
ピッタリ重なるはまぐりを食べることが重要です!

はまぐりの汁も余すことなく食べれる料理だったらOK。
ひなまつりの日には、はまぐり料理食べましょう♪

そして、ついでに食べたはまぐりの殻とかで、貝合わせをしてみても面白いかもしれませんね。